"/>

musica-ef

アニメ・映画・ゲームの音楽制作・CDの制作販売

CD制作

CD制作過程

更新日:

CDを作る際に何かとコストがかかるとは言われていますが実際にどのような事でコストがかかるのか?を曲数20のアルバムを100枚作るという前提で解説したいと思います。

過程として作詞作曲、レコーディング、ミックス、マスタリング、プレスというざっくりとした流れになるのですが今回は作詞作曲やレコーディングのようにそれこそピンからキリまで値段設定がある行程は省きます。レコーディングを経て「楽曲」が制作されたデータからスタート段階とします。まず、「ミックス」という作業に入ります。これは各パートの調整がされていないデータでステムデータと言うものです。各パートのバランスを取ってノイズがあれば取ったり(そもそもレコーディングの段階であってはならない)しながら整えます。金額にすると激安の業者でも1曲1万以上は取ります。パート数が多いとさらに、となります。このミックスの部分はそもそもレーベル(CDを売る人)がやる範疇ではなくミックスされたデータをいただいてそこから、というのが本来の流れかと思います。

ミックスされたデータを今度は「マスタリング」という作業に移します。これはアルバムとして通して聞いた際に音量にデコボコがないように調整したり全体の統一感を作る作業でここで大きく作品の質が左右されます。これも曲数ごとに料金が加算されるケースがほとんどで安くても1曲5千円かかります。

次にいよいよプレスに入ります。マスタリングデータにはISRCという曲ごとのマイナンバーのような情報が入っています。(入れなくても成立します)このISRCを入れる為には日本レコード協会にお布施発行料を払う必要があります。1曲324円かかりますが年間プランだと1万800円で使い放題です。そうしてできあがったデータをプレス業者に送るのですがここで忘れてならないのはジャケットデータも必要という事です。デザイナーかしかるべき人に依頼した場合は5万以上はかかるんじゃないでしょうか。デザインも受け付けているプレス業者もありますがやはり4万くらいは取ります。さらに著作権登録されている楽曲、あるいはこれから登録する楽曲であれば管理団体(JASRAC、NexTone)に使用料を払います。1万6千円くらいですね。

もう一点。作ったCDは商品として売る事がほとんどだと思います。個人の手売り以外での販売をする場合必ずはバーコードが必要となります。Amazonでの販売でも必要となります。これも取得するのに3年分で1万800円かかります。

そして、肝心のプレス代ですが100枚作ったとして6万から8万くらいが相場でしょうか。こうしてプレスして早くて2週間程度でCDが届きます。

ここまでかかった費用は
デザイン 5万
マスタリング 10万
プレス  6万
最低でも21万はかかりますね。

ISRCやバーコードはすでに取得していれば問題ないのですが事業開始時にはそこで費用が発生します。そして自社でJASRACに加入して出版社となる場合は信託金で8万あまりかかります。という事で事業開始時の1枚目のアルバムは33万近くかかってしまいます。2500円で売った場合130枚程度でペイできる・・・・・というのは間違いでそれは手売りや自社サイトで売った場合です。流通に託すとAmazonで4割、一般のCD流通業者だと半分持って行かれます。なので一枚での収入は1100円か1200円程度になります。これを取り戻すには300枚以上売らねばなりません。300枚売ってペイなのでビジネスとしてはせめて倍は売らないといけません。600枚売れるというのは事実上難しいんですね。なので配信は不可欠です。CDを誰も作らなくなったのはこういう理由があります。

とは言え、意外なところにニーズがあったりするので小規模ながら地道にやっていきたいと思ってます。「風のように」は2019年3月27日発売なのでよろしくお願いします!

-CD制作

Copyright© musica-ef , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.